風邪を引きました。のどつらい。

 このところ、「新・三銃士」を楽しみに見ているのですが、この話は久々に見た「若造を大人たちが見守る物語」だなあ。「仮面ライダー響鬼」みたいな味わいがある。駄目なところもあるけれど、まあそれなりに若者を見守って、時には叱りとばして育てようとする大人たちの出てくる話。
 いきなり話は飛びますが、「SAMURAI7」のカツシロウと引き比べて、ダルタニアンは恵まれているなあと思いながら見ています。まあ「SAMURAI7」は、もとから教官の素質のないおっさまに強引について行ったあたりがダメ(需要と供給の不一致)だったのかもしれない。

 で、ダルタニアンとカツシロウの状況を分けたファクターは

  • 入門前の手順が、段階をおってきちんと踏まれている(ダルタニアンの場合は、もと銃士のベルトランの息子ということにくわえ、トレヴィル隊長からの命令もある)
  • 大人たちが積極的に教導役を果たしている(あー、カンベエ殿はあれだ、教官に向いてないタイプ。他の人たちもあんまりそういう面倒見がいいタイプじゃなかったのと、下にあげたようにタイムリミットが押していて、それどころじゃなかった。まあカンナ村攻防戦の後に時間あったじゃないかってのはあるけれど、たぶん一番からんでくれたゴロベエ殿はもういなかったしなー)
  • イムリミットがない(「SAMURAI7」では、夏の終わりくらい?から「稲穂がこうべを垂れるまで」の二ヶ月ちょいなので、速成の戦闘員が必要だった)

くらいかな。まあ一番大きいのはタイムリミットだったんだろうな。*1新・三銃士」も「王妃の首飾り」編に入って、タイムリミット(一週間後の舞踏会)が設定されたので、ここで人間関係がどうなるか楽しみ。

 あと、今日第一話から見直していて気づいたことをメモしておくよ。

  • 劇中の銃士隊の紋章(双頭の鷲紋)の、向かって左側の翼は、犬の頭をかたどっていること。
  • 同じく紋章の左側の鷲の頭は、くちばしを縛られているように見えること。

 あんまり重要でないかもしれないけれど、ちょっと気になったので。犬の頭はあれかしらん、「忠義」ってことかな。

*1:あと、制作スタッフの年代的な人間関係センスと、「力足りないもの」に対する時代精神の違いもあるかもしれないけどここではおく。