今週号のジャンプにて、新連載開始。しかし、「手が変形して武器になる」主役てのは「D-Gray Man」とかぶってやしないか。つかこういうカブりは企画段階で避けるべきだと思うのですがー。
 同じく「BLEACH」。藍染以下二名に、ついにあちら側のお迎えが、の巻。久保帯人氏は演出の力とキャラクタの作り分けが物凄く巧いと思うのですが、今回も演出巧者っぷりがいかんなく発揮されていたと思います。松本や駒村のように、尸魂界側にもかつての仲間に袂を分かたれてゆくという点でさまざまな屈託があること、その中で超然として頂点を目指すことを宣言する藍染。その断絶と絶望。そして物語は更なる新展開に向かうのです。
 ところで、今回藍染が「神」について語ってましたが、BLEACHの世界観において、死神にとっての神って存在したんだ! というのがびっくり。現世で人間が思ってる神様てのが、尸魂界・虚ども・地獄なんかの“見えない世界”の働きの結果、つまりこの世界に人格としての神様は存在しない、というのがBLEACH世界だと思っていたんですけど、案外そうでもないのかな。この話はこういうところ、あまり語らないというか詰めないタイプの話ですので、まあそのうち明かされるかもしれないし明かされないかもしれないし、とのんびりかまえていましょうか。