仮面ライダー響鬼 最終之巻「明日なる夢」

  • やー終わっちまったねえ。もう路線変更前までは本当に毎週楽しみにしていた作品だったので、結構感慨深いです。ちゃんとしたおとなにならなきゃあなって毎回思わされたものだったよ。
  • ついでにもひとつ。路線変更前の物語は、初対面の人々が関係を取り結んでゆく、そして関係性の中で変化してゆくその様をていねいに描いていたと思う。「世の中」に対する信頼感をベースにして世界が動いていたっていうかね。そこらへんが好きだったのだなあ。
  • オロチ浄化クライマックス!→暗転→「一年後――」て、WJの10週突き抜け漫画ですか。
  • まあとりあえず明日夢と京介が成長した、と描写されたのでよしとするか。
  • 京介の中の人は滑舌が明らかにうまくなっていた。
  • 京介が変身できるようになるとはなー。鬼って体力的にダメダメなとこから一年修行したら変身できるもんなんだ……。路線変更後の最大の欠点は、ドラマの盛り上がり優先で、こういう設定の根幹にかかわる細かい点がゆるがせにされたところだな。桐谷変身体(ってことでいいんだよね)なんか、未熟なのに変身して吹っ飛ばされたら、戸田山変身体(なつかしい)やあきらにならって全身変身解除なんじゃないのか。というか、奴に顔だけ解除ですむ実力がついたとは認めたくない(笑)。
  • 結局イブキの兄と津村努だっけ? ライフセーバー目指してた元弟子の人の伏線は回収されなかったなー。
  • 童子と姫は、ああいう入れ子式というか、ミルク缶の少女*1オチでよかったんだろうか。私は着物男がイブキ兄の関係者(あるいは本人)かと思っていたんだがな。あ、でも着物コンビはずーっと衣更えしてなかったからなー。あの時点で人外設定だったのか。じゃあおやっさんが彼らを知ってるそぶりだったのは何だってのはありますが。
  • 明日夢はいったんは自分の道を選び取り、ヒビキさんとは離れたけれど、それでもずっとヒビキさんの弟子でいることはできる。人は離れていても、つながっていることはできるのだ……そしてまた、下町の日々は続く。人々と、それを護る鬼たちの日々は終わらない。
  • 「カブト」はまた若い複数ライダーのドツキあいになるのかなー。情報まったく拾ってないのでわかんないっす。

*1:ミルク缶に、そのミルク缶を持った少女の絵が描かれていて、じゃあその絵の中にもミルク缶を持った少女がいるはずで、そのミルク缶にも……て世界が縮小されつつ理論上は永遠に続いてゆく絵柄。そういうデザインの缶入り粉ミルクがあったんだ。