猫の毛色・その他の話

 「さば虎」と「きじ虎」の毛色の区別がよく判らなかったのでググって調べておりました。おかげで疑問が氷解しました。写真付で解説してくださっている愛猫家の皆様かたじけなく存じます。
 で、その最中に知ったのですが、猫って交尾すると確実に妊娠する生き物なんだそうです。こういうことを知れば知るほど、なんで人間みたいに受胎能力が不安定な生き物が地球の覇者になりおおせたのか不思議でしょうがない。
 そんで、そのあとに知ったのがこちらのニュース。もうあちらこちらの方がさまざまな意見を述べられているようですが、今回相手が作家でよかった。われわれには最強の対抗措置が残されているのです。昔から云うでしょう、「物書き殺すにゃ刃物はいらぬ、稿料印税絶てばよい」。今後いっさい坂東眞砂子氏の著作を購入しなければよいのです。
 うだうだ書いてきて、じゃあおまえの意見はどうなんだ、と申しますと、私は不妊手術を強く支持します。だって精子卵子は排出時にそれ自身(自身、なのか?)が痛みを感じていない。これには皆さん経験上納得いただけるかと存じます。けれどもね、五体そろった仔猫として生まれてきた存在は、痛みを感ずるのですよ。そして仔猫は成人女性にあらがえぬほど無力だ。この戦いははじめから不公平な虐殺なのですよ。
 私はこの二点をもって彼女の主義を否定するものです。

8/28追記:
 何か言葉が足りてなかった。なので、私は彼女と同じ状況になったら猫に不妊手術を施すことを選択しますよ、ということです。
 あと圧力について。動物愛護協会や日経新聞に抗議電話するくらいなら、著作を決して購入しないという誓いを立てたほうが数百倍有効なんじゃないかと思うのですよ。具体的に何をした! というものじゃないから消極的に思えるかもしれないし、達成感はないかもしれないけれど、何がしかの圧力をかけたいのなら、結局それが一番の圧力になると思う。