仮面ライダー電王終了。

 ついに終わってしまいましたね。もう一昨日のことになるのか。ああ、一年間楽しかった。いい最終回だったな。
 結局みんなおさまるところにうまくおさまって終了した感じがする。まあつらつら解析していったらアラが見えるのかもしれないけど(最終回に大きなハナさんをワンシーンくらい出してほしかったなあ)、でもなんか「電王」は、観ている者に消化不良ていうか、話の重要なポイントを落とさずに語って終わることができたと思う。あと私は「血縁によらず構成される家族」ものが大好物なので、その意味でも楽しく観られてました。デネブが消滅しなくて本当によかったなー。先週は、小川一水『時砂の王』みたいな、なんか悲しい最終回になるんじゃないかとハラハラしてましたよ!*1

 あと、「電王」は、キャスティング的に駆け出しの俳優さんを、ベテランの声優さんが支える構成になっていたのが、全体の演技のレベルを押し上げる形でよい方向に働いたと思います。まあそうでなくても今年の俳優さんは全体に演技力がよかった。特に佐藤健の憑依良太郎の演じ分けとか、すごく巧かったし。「電王」での実績が、将来につながっていけばいいなあ。

 あ、それから、ゼロライナーとデンライナーを見送った良太郎は、「いつか、未来で」と云ってますが、少なくともゼロライナー組の「未来」は良太郎の今なので、これからミルク・ディッパーに帰ったら、カウンターで成長した侑斗が愛理さんと喋ってるのを目撃するんじゃないでしょうか。(カイが消滅した瞬間にそっち方面の時間線が発生した)もちろん当たり前のように一緒にデネブがいますよ。で、店のすみっこで尾崎と三浦がギギギとなってるといいと思う。これぞ電王クオリティ。

 ところで今、アメコミの「ヘルボーイ」のコミックスを読み直してるのですが(本棚整理していてつい手に取ったのが運の尽き)、ヘルボーイ関俊彦、エイブが遊佐浩二の声で脳内アテレコされて困っています。いや困ってないか! 

*1:『時砂の王』もハッピーエンドの時間テーマSFだけど、けっこう厳しい展開だったので。