仮面ライダー響鬼二十之巻

 先週に引き続き、轟鬼独立篇。あの狂ったようなギターソロは、魔化魍がいた土地を清めようとしているためと判明。まあ最近の展開は、謎の黒幕氏が地面に杖を突き刺して魔化魍を発生させているので、この対応は間違ってはない、はず。でもあと半分は「恰好良いと思ったから」であると思うね。
 あと、対アミキリ戦、助っ人の響鬼さんの音撃棒が剣状態に。先般実験してたのが実用化されたのかな。でもやっぱり暴れるアミキリの背中からは落ちるのね(まああの場合、ひっついてられるほうが異常ですが)。
 ところで、「響鬼」は、話の展開が亀の歩みだと思っていましたが、これは「特捜戦隊デカレンジャー」と同じ構成にするつもりかもしれないと考えています。猛士が昔から定期的に出ている魔化魍をそのつど倒しているのは、たびたび現れるアリエナイザーを地球署がそのつどジャッジしてるのと同じ構図で、「響鬼」における謎の黒幕氏が、「デカレンジャー」におけるエージェント・アブレラなのではないかと思うのですね。「デカレンジャー」では、「敵陣営」をなくして単発の事件を積み重ねることで、地球署それぞれのキャラクタの性格や関係を深く掘り下げていたわけですが、「響鬼」も、固定した「敵陣営」を描く代わりに、猛士の面々の関わりを描こうとしているのではないかと思っているのです。
 さて、一人で頑張っていた轟鬼くんにもザンキさんがサポートとして付くことになり、物語メインの三鬼が、皆援護を受けて闘えるようになりました。展開的にはようやっと三鬼そろい踏み、というところですかね。