吹奏楽の思い出

 さて、ワタクシは今を去ることん年前、中学生のみぎりに、一時期吹奏楽部に入っておりました。なので、幾つかの曲に思い入れがあります。アルフレッド・リード「春の猟犬」、コウディル「フォークロア・フォー・バンド」*1、スウェアリンジェン「インヴィクタ」「チェスフォード・ポートレイト」などなど。
 で、先週末に気が大きくなってたので購入したわけです。『吹奏楽オリジナル名曲集』(はまぞうに入ってへんかった)と『スウェアリンジェン作品集』。演奏するのは東京佼成ウインドオーケストラとフィルハーモニア ウインドアンサンブル。れっきとした玄人の演奏家集団です。どきどきしながらレッツプレーイ。
 ……あ、何か違う。こちらとしても思い入れのある曲にしてもいくつもフレーズを忘れていたっていうのもあるんだけれど、最大の違いは音のまるみ。ほんとうになめらかなプロの音で、俺らの出していたガサガサゴツゴツした音じゃあないわけですよ。こちとらド素人に毛の生えたよなもんだし、おまけにフルートの席に座っていた*2ための音の偏りもあったしなあ。ほんとにヘタだったよな、ヘタだったけど一生懸命楽譜をたどってたよな、と思って本当に懐かしくなってしまったのでした。
 でも頭のなかでいつも響くのは、ゴツゴツしたあのなつかしい音なのさ。

スウェアリンジェン作品集

スウェアリンジェン作品集

*1:吹奏楽のための民話」というのが公式の訳なんだけど、私の部ではこうよんでいたので

*2:フルートをやっていた