愛知万博・グローバルコモン3
こちらはヨーロッパ系の館が集まっている。みんな知ってる国が主だから行列も多いぞ。
ヨーロッパの中でも中央アジアよりの三カ国、そしてヨーグルトと長寿の国、というわけで、「長寿の国」をウリにしていました。
グルジア。アルファベットではGeorgia。たぶん英語ではジョージア。展示はパネルのみ。内容面白かったけど、英語なので日本語訳がほしかったところ。お酒が旨いそうで、古代ローマ時代から輸出していたとか。
アルメニア。実は世界最初のキリスト教国家。展示はパネル。日本語訳もついていて親切。ウィリアム・サローヤンとかジルジャン家(シンバルの有名メーカー。「ジルジャン」は先祖がオスマン・トルコから賜った姓で「シンバル作り」の意)とか、結構知った人が出ています。
アゼルバイジャン。石油が出ますよ。中央アジアをシルクロードに沿って、日本までパイプラインを伸ばしたいらしい。あと四季があって、観光にもええとこらしいです(会場内で流していたビデオで、観光アピールもしていたのは三国中ここだけ)。秋の山は日本みたいな紅葉が見られるようです。あと、会場のすみっこに、アルメニアとの領土戦争とかアルメニアによる民族浄化とかについてのパネルがあって、いろいろと確執の歴史があるのだなあと思ったり。
イメージカラーは緑色、シャムロックが国のシンボル。かつてはキリスト教最後の砦だったこともある国。妖精とフォークロア、民族音楽の国。ごく最近(1990年代)まで堕胎罪があったことは秘密だ。
展示としては歴史の概観と、自然との調和について。なお、若い世代が数多い国なので、これから力をつけるかもしれないな、というかんじ。あと、「音楽」のブースで「現代音楽」のところにボノやシンニード・オコナーやリバーダンスが出てるのに、エンヤがいないのはどういうわけだろう。
まあこんなかんじで回ったら、7時を回っていました。明かりが入ると、なんだか移動遊園地に来たみたいでわくわくしてしまうよ。最後にもういっぺんシンガポール館でスコールに打たれ、椰子の実ジュースを飲んでさようなら。
なんか周りの人の暴言を耳に入れてしまって(気に食わないことがあるから、相手に聞こえないからってめちゃめちゃ悪しざまに罵るのはやめようや……それに二人で罵ることで互いの連帯を強めるってのもいやしい態度だと思うよ)勝手に凹んでナーバスになったりしたけど、全体に楽しゅうございました。でもあんまりもの食べられなかったなあ(屋台村ちゃうで)。
あ! ポーランド館のレストランが万博後も名古屋に残るんだって!(「ポーランド礼賛日記」さま経由) 行けなかったので嬉しいな。