善悪の彼岸、只今造成中

 村上世彰氏が逮捕されてから、罪人どもとわれわれ善良な衆生との差別化をはかるために、「被告は幼時からダメの萌芽があった」というおなじみさんの報道がなされておりますが、「小学生の頃、親に100万渡されて株の運用を始めた」というのは、商都・大阪ならではのなかなか商人魂にあふれた帝王学だなと思いました。やっぱりそれぐらいしないとあきんどの勘は育たないものでしょう。
 とか思ってたら、読売新聞はこのエピソードについて懐疑的なようす。「そんな話は聞いたことがないが、彼はモノポリーが好きだった」という同級生の証言を掲載。
 ……ええと、これは村上氏に対するネガティブキャンペーンのつもりなんだと思いますが、少なくとも私は「おおやっぱりすごいもんだのう」としか思わないです。モノポリーてかなり頭が必要なゲームよ? これで「ああ村上はやっぱり骨がらみの銭ゲバだったんだー」とか思う人って多いのか?