BLACK LAGOON #10「The Unstoppable Chambermaide」

  • 三回にわたった忠実なメイドさん篇の最終回。
  • いろいろと原作の画面に出てこない部分を膨らませている(蛇足も多いけどな)アニメ版ですが、個人的には今回の、ラブレス家のお屋敷の描写がよかったです。あとヴォルピーノ・イタリアーノが中型(小型?)犬種だと判ったのが収穫。てっきりアフガンハウンド並の大型犬種だと思い込んでいたので。
  • 若様は原作よりもこどもらしく描写されてましたね。大好きなロベルタが職業殺手とわかって、いったんは怯えて逃げ出すんだけれどもやっぱりロベルタ大好きだよ、っつーかんじで主義主張がふらふらしてるあたりとか。原作の若様はなんかちょっと首尾一貫しすぎというか悟りすぎだった。「ロベルタあっ! がんばれえっ!! ロベルタあっ! そんな女に負けるなああ!!」のとこ、ちょっと泣かされましたよ。
  • ロベルタとレヴィが殴りあい始めたら、すっかりくつろぎモードでキャットファイト見物をはじめてるヴィトソニキの皆様になごんだ。
  • こうして戦うメイドさんは見事悪漢どもの手から若様を救い出し、ふたりでお国へ帰っていったのでした、めでたしめでたし……と思ってたらいきなりバラライカさんの過去がー!! こりゃいよいよヘンゼルとグレーテル篇はお流れですか。まあ放送予定はあと三話しか残ってないみたいだし。
  • じゃあ前にちらっと出ていたヴェロッキオは延命? 
  • 次回からは、学生運動に多少なりともコミットしていた団塊世代のトラウマを厭らしくほじくり返す、、「Goat, Jihad, Rock'n Roll」篇。ついに張大哥やシェンホア姐さんやルカーチのおっさんが登場だ! ……でも「1990年からのプレイメイト軍」とかどうなるんかなあ。なんか「地獄の黙示録」方面の暗黒演出になりそうなんですがー。だってアニメ版はなるべくギャグやらない方針みたいだし。
  • で、竹中との出会いにより、ロックがロアナプラでの自らの立ち位置をとりあえず決めて、これにてBLACK LAGOONいったんはお開き、続きはOVAでという展開になるのかな。投げっぱなしみたいではあるけれど、原作がまだ明かされてない伏線で満ちておるので、まとめかたとしてはそんなもんじゃないかな。「アカギ」はもっと漢らしい終わり方だったわけだし(マッドハウスつながり)。
  • そういえば来月のサンデーGXで、ロベルタが再登場するみたいだけど、……ラブレス家つぶれてしもたん?