世界ふしぎ発見! 第969回「加藤先生とゆく 珍道中! シルクロード最新発掘報告!」

 中央アジアウズベキスタンで、仏教遺跡カラ・テパの発掘を続けておられる、加藤九祚氏の特集シリーズ……ええと第何弾だっけ? 
 この番組はエジプト発掘の吉村作治氏とならんで「キャラの立った考古学者」を二人も定期的に追いかけている。こういう人にスポットを当てて、「考古学の面白さ」でなく「考古学者をすることの面白さ」をアピールするのは、これは職業観の醸成として非常によいことだと思いますよ。

 さて、シリーズ中何度か出ている「カラ・テパ遺跡の歌」ですが、これのメロディは何かの原曲から借りたものなのではとはわが母の言。そうなんだ? 検索できたら意外と一発判明なのかもしれないが、いかにネットは広大だとはいえ、メロディを直接検索(入力どうするのだ)できるシステムは寡聞にして存ぜぬので、とりあえずここに覚書を。つかこのメモがこの記事の主眼(なんですよ)。

 ところで「九祚」は「きゅうぞう」と訓みます。甲骨文をほうふつとさせる漢籍センスがかっこよろしい。昔の人(親御さんは明治生まれくらいになるのか)は学があるなあ*1

*1:「祚」を「ぞう」と訓むのは音便入ってるのだと思います。