夜空の花、平和の花

 本日は湾岸の埋め立て地域で花火大会があったので、見てまいりました。実家が埋め立て前にもとから陸地だった地域にあるので、旧い海岸線が崖状に切り立っている所までいくと、ちょうど目の前が開けて花火観賞にいいポイントになっておるのです。
 しかしこの大会毎年見ておるが、花火は年々明るくなっている気がするな。つまりたぶん火薬の改良と、使用量する絶対量が増えているのだと思う。レバノンではバンカーバスターが地上と地下をまっ平らにしようとしているのに比すると、何と平和的な爆薬の利用法か。日本は平和でよい国だとつくづく思います。
 無論、花火用の火薬と現在の兵器用の爆薬が全く違うものだというのは重々承知しておりますよ。でも、爆発を意図的に起こすことによる殺傷というのは、飛び道具の発明に次ぐ戦場のエポックメイキングだったとなんとなく思っているので、それをあっさりと遊びに転用し、そっち方面で洗練の極みに達したというのは、ある意味日本人畏るべしと思っているのです。ほんとひと夏でどれほどの火薬を空に打ち上げておるのだ。
 閑話休題。ついでにメモ。来年こそは、大阪は富田林の「教祖祭PL花火芸術」(毎年8月1日):日本最大(=世界一)の花火大会と、新潟は長岡の「長岡まつり大花火大会」(毎年8月2日・3日)に行きたい。

 ちなみに好きな花火は、仕掛け花火よりも丸く打ち上がる伝統的なタイプ。しだれ柳が入っているとなおよい。