さようなら、私の歯よ!

 本日は医者で虫歯になっていた親知らずを抜歯しました。もともと奥歯まわりに歯ブラシが届きにくい設計になっていたのにくわえ、斜め後ろに向かって生えていたために、ろくに磨けていなかったのが敗因。当然治療器具も届かなかったので抜歯決定。抜いた歯をもらったのだけれど、実に真っ黒だったぜ!
 歯医者さんの説明によると、親知らずはとっておくと、一つ手前の臼歯が駄目になった際に代替として使えるらしいのだけど、私の場合はそもそも斜めに生えてるからその役目は果たせなかったのだそうです。あごの骨に垂直に生えている親知らずを持っている方々は大切になさるがよろしいよ。
 親知らずの抜歯に関しては、恐ろしい話を多く聞きますが、今回の処置は口を思い切り引き開けて、ヤットコでぐきぐきっと引っこ抜いておしまい。たぶんわりと軽い処置だったと思われる。むしろ唇まわりがあとまで痛かった。親知らずはあと三本のこっているのですが、これも斜め後ろに生えていたり、真横に生えていたりと多士済々。こいつらもいずれ抜かねばならぬのか。
 さて、抜歯したらなんだか生まれ変わったような心地がした。なんとなくすがすがしいのです。日本人は昔、成人儀礼で前歯を抜いたものですが、その意義が判った気がするよ。

 おまけ。イギリスにお侍が出たそうですよ。「正義の味方「サムライ男」を捜せ!=窮地の警官を刀で援護、姿消す」。世界はあいかわらずしみじみとわけがわからない。すばらしい。私の脳内では「サムライ男」は「SAMURAI7」のキュウゾウ殿がキャスティングされましたが、それはそれでわけがわからなくてすばらしい。
 さらにおまけ。英ミラー紙の記事。「SAMURAI RESCUES OFFICERS」。ここのイメージに比べりゃ私の脳内キャスティングなんぞ全然たいしたことないか。

1/14おまけの追記:冷静に考えたらこういうふるまいをするのはおそらくカンベエ殿。いくさが終わってからこういう小仕事で糊口をしのいできたに違いないのです。まあこの人はふっと立ち去ったわけだから糊口をしのいではないけど。その点はおっさまより畸人度が高い。……だからスタイリッシュ宇宙人だったのか? と自分の無意識に問うてみる。