新・シルクロード

 今回は敦煌。唐代の昔は戦乱の世の中で、人々は仏教に救いを求め、農民は徴兵されてましたが、今はそんなこともなくのどかに暮らしてます、という内容。以前の「シルクロード」よりもイメージビデオちうか内容が薄い感じがするんですが。まあ前の放映の時は本当に子供だったので内容的には何とも云われんのですが。
 さて、上記の内容ですが、あくまでもこれは漢族視点、云うか漢族の仏教徒という、新疆ウイグル自治区ではマイノリティの視点のような気がしてならないのです。歴史浪漫もいいけど、ウイグル族イスラム教徒の人は、今でものどかどころちゃうんちゃうかなー、とワタクシのエリオット・パティスン脳が申しております。
 パティスンについては以下のはまぞうデータを参照。『頭蓋骨のマントラ』から始まる四部作(予定)は、チベットと新疆を舞台にしたミステリ。内容はかなり政治向きかもですが、面白サスペンスでもあるのでおすすめです。

頭蓋骨のマントラ〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

頭蓋骨のマントラ〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)